SMSS(島田信愛)幹部教育シリーズその-1

いきなり「旧日本陸軍作戦要務令」から

「部下軍隊を完全に掌握し、適時適切な命令を発し、その行動を律するとともに、部下軍隊に対し、独断活用の余地を与うるにあり」

当時の部下とは今でいうところの、社員と読み替えていいだろう。上司からみれば部下社員であろう。

「完全に掌握」とは、部下の「性格」「能力」の完全把握を言う。

長年中小企業の経営助言業務に携わっていると、能力というよりも「性格」が行動を決する大きな要因であることが体験的に解ってきた。

大学で学んだ「情報」(ここでは敢えて知識とは表現せずに情報地表記する)の量はあまり問題にならない。強いて言えば、「受容態度(アティチュード)」とでも表現しよう。

自分に言われていることがどんな意味を持ち、何を自分に促されていることかが解る事が大事と小生はずっと思ってきた。

従って部下の「性格」をしっかりつかむことが日常的な会社生活の中で習慣的に行われていることが大切だと思う。